
歯を失うということは、単に歯そのものを失うだけでなく、たいへん多くの物を失う事を意味します。 私は、不幸にして、若い頃に歯を1本失いました。もともと歯が弱い為、歯科医院に通うことは日常茶飯でしたが、歯を歯根より失ってしまったショックは、単に歯が無いというだけにとどまりませんでした。
それまで無意識にとっていた食事も、思うように噛むことが出来ないため、なかなか美味しく頂くことが出来ません。また、あるとき鏡を見ると、顔のバランスが崩れていることに気がつき、愕然としました。それから、意識して、左右同じように物を噛む努力をしましたが、右の奥歯が1本足りないため、どうしても右側で噛むことが難しいのです。
多分、歯が無いことが一因であろう肩こりや頭痛に襲われることもしばしばです。不幸にして歯を歯根から失ってしまった場合、私たちには、治療に関するどのような選択肢があるのでしょうか。大きく分けて、『入れ歯』『ブリッジ』『インプラント』の3つの術式があげられます。